歯周病と気になる口臭の関係と対策方法

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歯周病と口臭の関係:口臭の原因は歯周病が原因の場合も 歯周病と口臭の関係:口臭の原因は歯周病が原因の場合も

気になる口臭は、歯周病が原因かもしれません

口臭の定義は、「口・鼻から発する社会的容認限度を超えた悪臭」とされています。厚生労働省が行った調査によれば、約3万人のうち10%が「口臭が気になる」と回答したとしています。
エチケットとして口の臭いが気にする人は多いですが、口臭の原因を正しく理解していないために、口臭の影に隠れた病気に気付かない人も多いです。

口臭ケアのためのタブレットを摂取したり、舌を磨いたりするのも良いのですが、口臭対策をしても改善されない場合には、歯科医院にご相談ください。多くの歯を失いかねない、歯周病が口臭の原因となっていることもあるのです。

歯周病が引き起こす口臭はどんなにおい?

歯周病による口臭の原因は、歯周病の原因となる細菌です。歯周病菌は、歯周組織を破壊するだけでなく、口臭の原因となるガスを放出するのです。

歯周病菌は「VSC(揮発性硫黄化合物)」を作り出します。特に、メチルメルカプタン(メタンチオール)という成分が、歯周病の人から多く検出されるのですが、メチルメルカプタンの臭いを例えるなら、腐ったタマネギの臭いです。

つまり、歯周病の人の呼気のにおいは、腐ったタマネギのような臭いがしている可能性があるのです。

口臭の原因の多くは口の中にあります

口を押える女性

糖尿病などの全身疾患も口臭の原因となるのですが、口臭の原因のほとんどが口の中にあるとされています。
口の中にあるにおいの原因で特に多いのは、歯周病と舌苔(ぜったい)ですが、進行した虫歯・口内炎なども口臭の原因となります。

口臭を気にして、舌を磨く人も多いのですが、適切にケアしなければ悪化を招く場合もあります。
また、歯周病や虫歯が原因である場合には、早め治療が必要になります。口臭が気になる方は、歯科医院に相談することが大切でしょう。

口臭が気になるという方は歯周病が原因となっていたケースも多いです。
歯周病は痛みなどの自覚症状がありませんから、歯周病に気付かない人が多く、歯周病のサインである口臭に気付いても、歯科への受診が遅れてしまうと、歯周病を進行させてしまうことにつながるのです。

歯周病が原因の口臭対策

歯周病による口臭を改善するには、においの元である歯周病菌を減らすこと、つまり適切な歯周病治療を行うことが必要です。

それほど進行していない歯周病ならば、歯石取りやクリーニング、歯磨き指導などの初期治療と、正しいブラッシングの継続などにより、歯周病が改善すれば口臭も治るでしょう。
しかし、進行した重度の歯周病ならば、歯周外科治療(手術)が必要になる場合もあります。適切な歯周病治療を行わなければ、口臭が改善されないだけでなく、多くの歯を失いかねないのです。

また、歯周病は再発しやすい感染症です。ある程度症状が改善しても、メンテナンスを続けなければ、再発してしまいます
歯周病の再発と、それに伴う口臭を予防するために、歯科医院で行うメンテナンスと日々のセルフケアが大切なのです。

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